引用元: ・◇修羅場◇part123
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158: 恋人は名無しさん 2012/10/10(水) 21:25:20.43 ID:HIEHF4520
私子(24)実家が自営業なので
それの手伝い。実家は小金持ち。
彼助(25)私子の彼氏。イケメン
直美(?)渡辺直美に似てる。ふくよか
三年前、彼助から熱烈なアプローチを
受けて付き合い始めた、私子。お互い
両親への紹介も終え、婚約してから、
なんだか彼助の様子がおかしくなった。
デートのドタキャンが増える。
彼助の車に乗った時、私子の見覚え
のない女物のアクセサリーがある。
ケータイが鳴ったら、昔は私の前で
でていたのに、わざわざ部屋をでて
とるようになる。昔は優しかったのに
なんだかそっけない。
もしかして浮気? と疑う私子。
イヤリングについてきいてみること
にした。
私「ねえ、このイヤリングなに?
もしかして浮気?」
彼(なぜか軽くニヤニヤして)
「それはおまえにやろうとおもって
中古で買ってきたんだよ~
しかしめざといな~」
私「かたっぽしかない、しかも小汚い
イヤリングを!?ふざけないで!」
彼「もう片方はなくしちゃったん
だよw」
私「もう婚約解消するから!」
彼「は? 俺どう考えても悪く
ないのに? そんなに浮気を疑う
なら俺のケータイみせてやるよ」
彼のケータイをうけとり、中を
みる。ハートまーくが飛び交う文章や
裸の女の写真などはなく、白だった。
彼「ほらな。ま、オレ悪くないし、
絶対婚約解消しないから」
私「・・・・・・・」
彼「これだから高卒は・・・」
最近、彼助は学歴について遠まわしに
嫌味を言ってくることが多くなった。
例・高卒って人格破綻者多いよな 発言
クイズ番組みてて私子の答えられない
問題がでたとき 高卒だしなw
子供ができたとき、お前の頭に似たら
最悪だな 発言
実際、私子は高卒だったし、彼助は
K大のエリートだった。でも、成績は
悪くなかったし、ただ一年でも早く
親の自営業を継ぎたいとおもった
からだ。なのにネチネチ嫌味を言われ
神経がまいっていた私子。
その後も、彼助からは浮気のにおいが
したが、頭のいい彼はなかなか尻尾を
ださない。無理に婚約破棄をしても
よかったが、学歴でひけめを感じまくっ
ていた私子はどうしても最後に彼助を
ぎゃふんといわせたかった。
なので、ある作戦にでることにした。
某大企業に行く私子。
この日は、いつ誘ってもダメな曜日
だった。だから多分、浮気はこの日に
してるんだろうと思ったのだ。
待つこと数時間。だいぶ遅い時間に
なって出てきた彼助。その彼助を
つけていくと、彼はミ○ドに入った。
店の中には、大量のドーナツを(軽く
10個はあった)ムシャムシャ食べ
ながら、ケータイで誰かと電話している
女がいた。彼女、関取みたいな体系
なのに、短めのスカート、すごく
派手などピンクの服をきてたから
すごくめだっていた。超大声だし。
(店の外で窓越しに店内をのぞいて
いた私にも声が・・・)
ちなみに顔が渡辺直美にクリソツだった
すっごい人だな・・・にしても彼助甘い
もの好きだっけ? なんでこんな
ところに?などと思っていると、なんと
その直美に彼助が近づいていくでは
ないか!?
さすがに声は聞こえなかったが、
すぐに電話を切り、笑顔で抱擁を
かわすふたり。なんと!彼助の浮気相手
は直美だったのだ! 私子はショックを
受けた。奴はD専だったのか。
にしても、そんな目立つところで抱き
合うなよ、アメリカ人じゃあるまいし・・・
衝撃&苛立ちをおさえつつ、尾行再開。
あとは二人の決定的な証拠(例・
ラブホにいくとか)を撮れば婚約破棄だ
な、と思っていた私子だったが、二人は
とある居酒屋に入っていった。
居酒屋の中に入るわけにもいかず、
仕方なく待つ私子。もうかなり遅い時間
だったので、でてきた酔っ払いに
からまれつつ、根性で待ち続けた。
4時間ほどしたら、ようやくでてきた
彼助。しかし、なぜか一人だった。
彼助は颯爽とタクシーに乗り、帰って
行った。
4時間も酒を飲むか?(彼助は酒に
弱い)直美はどうなった?色々疑問は
あったけど、とりあえず私子も
タクシーで家に帰った。
行かなかっただけだ、いつか行くはず
と思った私子は、毎週同じ曜日の日に
彼助をつけるようになっていた。
彼助は、ミスドやマック、ロッテ、
モスにいていつもひとりで大量に
頼みながらすごい恰好をしている直美と
(店で)抱き合い、次に例の居酒屋に
行き、4時間くらいしたら一人で
でてくるというパターンだった。
同じことが何度かあった私は、また
別の日に例の居酒屋に一人で行って
みることにした。
店「いらっしゃいませ~」
客はあまりいなかった。派手な格好
をした年増の女(多分店長)がいた。
居酒屋、というより小料理屋かな。
で、あまりおいしくない料理、酒を
食べていたら、すごいことが起こった。
なんと、店の奥から 直美 が現れた
のだ!
直「おかあさん、いってくるね」
店「はい いってらっしゃい」
そうか、親子か・・・いわれてみると
似てるような・・・体系はかなり違う
けど。
直美の母は暇そうにしていたので、
事情調査をしてみることにした。
私「娘さんですか」
店「そうです。ぽっちゃりしてるけど
すっごい可愛いでしょ。超エリートと
の結婚もきまってて」
なぜデブはぽっちゃりと自称するの
だろうと思いつつ、もう少しきいてみる
私「へえ! 結婚なさるんですか。
おめでとうございます。どんな方
ですか?」
店「イケメンで、背が高くて、すらっ
としてて、なんとK大卒!本当良縁に
めぐまれてあの子は幸せで・・・」
彼助のスペックをペラペラいう
お母さん。あれ? 私との婚約は?
きやがったぜぇ~!!
式はいつごろ?」
店「あと3~4年したらですって。
なんでも、余命数か月の大富豪の
老婦人がいるから、彼女と結婚して、
財産をさっくり頂くそうで。
本当、しっかりした人なのよ~」
は? はああああああああああああああああああああああああああああ?
いやいやいやいやいや、それわたし
ですから。大富豪じゃないけど。
あと、財産目当ての結婚を娘婿が
やるってわかってるんだったら、
止めろ。
私「はあ。直・・・じゃなくて、
娘さんはそれに納得してるんですか?」
店「もちろんよ。だって、そのひとの
財産で大豪邸に住めるらしいし、私の
借金も返せるしね。ほんとーに
いい彼よ」
直美・・見た目だけじゃなくて性格も
くそだったぁあああああああああ
私「へえ。ところで、この店は2階が
ご自宅だったりされるんですか」
店「そうよ。一階が店、2階が自宅。
最近は娘の彼もよくうえにくるのよ」
あっ・・・・・もしかして、上で
やることやってたのかな?
だから、4時間もかかったのかな?
なるほど~。確かにここだったら、
「酒を飲みに入った」って主張できるし
ね。彼助、あたまいいな~ と
私子は感心した。
が、高卒高卒バカにされまくった
私子も黙っちゃいられない。あっちが
頭脳なら、こっちは根気で勝負だ。
ということで、まずはこの(まずいわり
に料金の高い)店に通うことにした。
直美のお母さんとは、あちらの
おしゃべり好きという性格もてつだって
仲良くなった。
だが、目的はあくまで直美。
直美の母に、私の頼みを伝えてもらう
ことにした。「私、もさいから、
直美ちゃんのかわいいメイクとか
服装とかおしえてもらいたいな☆」
ま、もさいのは本当だし。
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