ウチの会社の取引先企業が、タイに新工場を新設したと言うことで
その視察旅行に招待されました。
ウチも含め、呼ばれたのはその工場に工作機械を卸したメーカの
社長級の方々と、その工場の日本本社からの視察団です。
オイラは通訳件小間使いで社長、部長のお供で行きました。
視察も和やかにすすみ、じゃあ工場の現場で実際の作業を見てみま
しょうとの事になり、怪しい日本語を話すタイ人スタッフに案内され、みんなで
工場に降りました。
珍妙なタイ人による日本語ガイドの元、何事もなく無事に見学は進みましたが、
行程の半ばにさしかかろうと言うところで女性のものすごい悲鳴が!!
みんなで急いで駆けつけてみると、左手が無い女の子がのたうち回りながら
血の噴水をあげてました。
どうやら作業者の女の子が機械に巻き込まれたようで、左手がどっかに
いっちゃったみたい。
回りの作業者は介抱したり、絡まった左手を機械に探しに行ったりエライ事に。
そんななか、視察団の各人が顔を引きつらせながらも真っ先にとった行動は、
もちろん機械のメーカの確認。
ウチの機械じゃありませんように…と祈りながら、その後ほっと安堵したような
顔をする方々が並んでました。
そんな中、どす黒い顔色でワナワナ震えている集団が一組…。
あぁ、うちもご厄介になっているH社の方々だわ…((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル
気の毒で声をかけられませんでした。
その後、怪しいタイ人ガイドは、「ダイジョブネー、マイペンライ、マイペンライ。」
「左手アッタヨ。ダイジョブネー、くっつくヨ。社長サン、ヨカッタねー」などと言って
慰めていたが、件の社長さん一行は全然大丈夫ではないご様子。
タイ人は本当に楽観主義なんだなぁと思いました。
その後の補償とかのはなしまでは他社だからわかんないか。
特におとがめ無しです。
使用方法が悪かったためのケガなので、別にH社が悪いわけでは
なかったのです。
でも、よりによって関係者が集まっている最中に事が起きたので、
H社の方々は大変お気の毒です。
もうあの会社はH社の製品を買ってくれないんじゃないかなぁ。
つまり、むしろH社は被害者です。
>>39
応援してます。
修羅場が見たければ、製造業がおすすめですよ
部外者なのでそれ以上は分かりません。メーカに責はありませんって
話だけを聞いたので。
気まずくなりそうだし、H社の方に聞くわけにはいかないから…。
事故なんて何処でもそれなりに起きてるはずなんですが、今回は
タイミングが最悪だったということです。
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