「あのね、彼氏が浮気しちゃって・・・その相手の人が私と話をしたいんだって。
私、こんな事初めてでどうしたらいいのか・・・。悪いんだけど、○○ちゃん(私)一緒に
来てくれないかなぁ・・・。」との事。
お嬢様育ちですごくおっとりしてて天然ボケ気味な彼女を、一人で行かせるのは心もとないので
彼氏が寝てから車を飛ばして、指定されたファミレスに。
到着すると、先輩・彼氏・浮気相手が揃っていた。浮気相手はハタチで、若さを武器に
先輩に対してまくしたててた。
「だからぁ、Aくん(彼氏)だって若い方がいいんですよぉ。あなた27歳で、次がなくて
大変でしょうけどぉ、諦めてください。Aくん、あなたに気を遣って別れられないだけなんです」
「Aくんがエリートだからしがみつきたいだけなんでしょ?みっともないよw おばさん」 等々。
Aは押し黙ってうつむいてるだけ。そんなAにも、浮気相手にもキレた私が口を開こうとした途端
それまで黙って聞いていた先輩が、机をバーーーンと叩いた。
思わずビクっとする私たち3人。すると先輩はその女に「あんた処女だったわけ?」と尋ねた。
先輩が他人を「あんた」呼ばわりするのなんて初めて聞いた私は、さらに驚いた。
「ハァ?そんな訳ないじゃんw あたしが今まで男いなかったように見える?冗談じゃない」
と答える浮気相手。
1回や2回ハメたくらいで彼女ヅラすんじゃねーよ!クソガキがよぉ。てめぇのマ○コにそんなに
価値があんのかぁ?あ?」と、人が変わったように怒鳴りつけた。
その怒鳴り方も、無理してるって感じじゃなくて板についてる。怖い、私が泣きそうだった。
思わぬ先輩の反撃に、浮気相手も言葉を失う。
そして先輩の怒りの矛先は、Aにも向いた。
「おめぇもおめぇなんだよ。つまんねー女に手ぇ出しやがって。浮気すんならもっとうまくやれよ。
おめぇは勉強ばっかりやってきて、遊び方が分かってねぇんだよ。自分の器に合わねぇ事
するからこんな事になるんだよ。チ○ポついてんだろ?!てめぇの始末はてめぇでつけやがれ!
分かったか?!分かったかって聞いてんだよ?!」
蚊の鳴くような声で「・・・はい・・スイマセン・・・」と返事をするA。
思い切りキレてすっきりしたのか、先輩はいつもの笑顔で私に「じゃあ行きましょうか?あとは
二人で話し合ってもらうから」と告げ、私は先輩について店を出た。
その帰り、お詫びに・・ってことである会員制の高級バーで奢ってもらったけど、怖くて
あの時のキレ様のことには触れられなかった。
結局Aは先輩に土下座して、ヨリを戻したようです。
先輩も凄いが、なかなか読み易い文章で良かった。
先輩すっごいかっこいい(;´Д`)ハァハァ
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