引用元: ・今までにあった修羅場を語れ 40話目
て思い出した話。 もう10年以上たって
るので、時効だろうし書いてみる。
坊ちゃん学校である部活にいたころ。
競技成績は良いのだけど、ダメな奴を
馬鹿にする甲君と、競技成績が良く
ないことでいつも彼にdisられている
乙君が同学年にいた。
部活内では、甲はよく乙を「いじめ
ている」ことを笑いながら公言して
いた。 でもそれまで、部活内でしか
disりはなかった…と思う。俺が見た
限りでは。なので、ほかの部活に所属
してる甲乙や俺と共通の友人たちは、
そういう事情は何も知らなかった
はずだ。
だけど授業前にだべってた時、
甲がサッカー部とかの大勢の前で、
乙のことをまた馬鹿にし始めた。
こないだの大会でも~とか言ってた
んだと思う。
乙は目を伏せたまま曖昧に笑ってた
が、そこで妙な動きをした。それまで
甲の側を向いてたのに、なんか体を
45度くらい傾けて。
俺は「さすがに言い返せばいいのに…
逃げるの?なんで怒んねーんだ」って
思ってたが、いきなり無言のまま…
乙が甲の左肋骨を蹴った。つま先で。
変な音がした。
そして、またも無言のまま側頭部に
肘打ち。また変な音がした。止める間も
なかった。黄河そのまま頭を押さえて
倒れ、乙はさいごまで無言のまま席に
戻った。
甲が起き上がって反撃するのかと
思ったが、彼はいきなりヘタレ化して
「そんな怒んなよ…冗談じゃん」など
と小さな声で話して、それ以上
動かなかった。
大丈夫か?と尋ねたが、返事がない。
顔に変な汗が出ていた。そこで休み
時間が終わって、普通に授業が始まった
その日は部活が休みで、次の土曜日
の練習には、乙しか来なかった。彼に
尋ねたが、「知らない。死んだんじゃ
ない?」という回答。
後で知ったが、その解答は「当たらず
とも遠からず」だった。肋骨骨折で入院
折れた骨が肺に刺さったとかで、
まぎれもない傷害。老人とか弱い人
だったら死んでてもおかしくなかったと
後で聞いた。
甲が回復した後もトラブルは続き、
お互いの家族を巻き込んで大騒ぎに
なった。運動部相手にイジメ仕掛ける
のは危うい。
臨場感があってこわい
大ケガした話か
のか気になる
結末が見える…
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