引用元: ・今までにあった修羅場を語れ【その26】
家に空き巣が入ってるところに遭遇した
というか熱が出て寝込んでて、自分以外の家族全員が出払ってるところに空き巣が入ってきた
「冤罪のために小船で島流しにされて熱中症で死にそう」という夢を見ていて
物音で起きたときもまだその夢の延長だと思ってた
ドアを開けたらそこに知らない男がいて、あ!こいつが私に濡れ衣を着せた仇!と思い込んだ
空き巣が棒(後で聞いたら特殊警防とかいうやつ)を振りかざしてきて肩を殴られた
罪を着せるだけでなく暴力まで振るうのかとカっとなって顔面をぐーで殴ってやって
しゃがみこんだ背中に42型のテレビをばーんと叩きつけた
それでも飽き足らずにテレビ台を持ち上げてそいつに落として上に飛び乗った
当然足を滑らせて台から落下→後頭部を台の角に打ち付けてうんうん呻いてたところに
隣人が通報した警察が到着して、開いていた玄関から入ってきて犯人確保
あとから聞いたら、隣人が家に忍び込むところを目撃して通報していたんだって
ついでに玄関は、犯人が逃げ場を作るためにあけてたらしい
私が目を覚ました物音は風呂場の窓を外したときの音
その辺から考えると、ヤツが忍び込んでからテレビ台の下敷きになるまで10分少々
空き巣は忍び込んで早々に私と乱闘したので何も盗ることはできず、鼻骨にヒビ&全身に打撲
私のほうは警防で殴られた肩にヒビ、台で打ち付けた後頭部を骨折して内出血までして
そのうえ風邪と思ってたら肺炎になりかけてたので、手術して1ヶ月ちょっと入院した
何が恥ずかしいって、警察の人が病院まで事情聴取?にきたときに
「島流しにされたと思い込んで・・・」と話さざるを得なかったこと
自分と同じくらいの年齢の婦警さんが「え?島流し?」となってて顔から火が出るかと思った
しかも退院後に同じ内容をまた警察署のほうでとっくり語る羽目になって本当に逃げ出したかった
裁判の傍聴に行った兄いわく、私の暴力については「見知らぬ男からの暴力に対して~」としか
言ってなかったらしくて、島流しの悪夢については陳述されなかったらしい
過剰防衛になるかと思ったけど検察も弁護士からもそんな話題は出なかったって
一瞬ほっとしたけど、兄が言うには「検察から提出された分厚い証拠の中に入ってるはず」らしい
公的資料に「冤罪で島流しにあった夢」が残ってると思うとうわーってなる
余談だけどさっき模様替えのために例のテレビ台を母が移動させようとしたら
端が少し持ち上がっただけでとても一人では動かせなくて、兄と2人がかりでやっと少し浮いた
火事場の馬鹿力ってやつなのか肺炎でバグってたのかはわかんないけど
人間ってすごいなーって思ったので書いてみた
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