午前中、別の場所で用事を済ませてお昼過ぎくらいに
既に営業中の自分の店いったら、店の入り口を思いっきり塞ぐように
仰向けになってホームレスのおっちゃんが爆睡中。
一瞬死体かと思ったがあからさまに酒臭かったんで
とりあえずどけろや、おっさんゴルァ!っと声を
かけるもおっちゃん尚、爆睡。
さすがにウザかったんで襟首つかんで引きずるようにして
店の入り口の横へ。
そこでおっちゃんノロノロと立ち上がるや俺に、なんかごちゃごちゃ
言い始めたんだが、もうその辺で付き合うきは無かったんで、
さっさと店に入って、入り口カウンターのバイトになんで気づかず普通に
営業してんだよお前!…っと説教始めてると
目の端になんかあのおっさんの姿が。
よく見ると店の前の通りに立って人差し指をちょいちょい、っと
「ちょっと顔貸せや」っというポーズ、それをみて完璧に切れたドキュンな俺。
長文すまん、あと何回かに分けて書くよ。 つづく↓
この辺からかなり厨な自分にあきれるんだが、その時は完璧に切れてて
店からダッシュで出たあと、俺が来たの確認して(↓すまんうまい表現の仕方わからん)
「とりあえずコッチに来い」って感じであごしゃくったあと後ろを向いたおっさんの
背中にとび蹴り一発!!
おっさん、良いもの食ってなくて軽かったせいなのか、そこの地面がちょっと
傾斜してるせいか、はたまたファットなおれの体重の所為か、いきおいよく
つんのめってそのままゴロゴロゴロー!ズサァーーー!!
ちょっと強く行き過ぎたかな?っともチラっと思いはしたんだが
正直その一発でスカッとしたのもあって、そのまま相手をろくに
見もせず俺は店に戻って通常業務へ。
思えば今日の欝な展開はこのとき決まってたんだと思う
2時間くらいして、アルバイトが内線で俺を呼びにきた
「すいません店長、あの…今入り口に」
へ?なにかと思って店の入り口に行くと。
…小指に包帯巻いた、さっきのおっちゃんと制服の警官が二人。
つづく
とりあえずおっちゃんは小指捻挫、診断書付。
このおっちゃんに暴行加えたか?っといわれて
やったっとさくっと認めた俺、とりあえず仕事てんぱってたから
ヤラシイ言い方だけど示談にして金はらってでも
サクサク終わらせたかったのもあって、とりあえず派出所へ。
おまわりさんの一人と俺、おっちゃんともうひとりのおまわりさん
別々に近くの派出所に行く間、俺と一緒に歩いてたおまわりさんから。
○ 店の邪魔だったかもしれないけど殴る(蹴る)のはNGでしょ
○ 相手は診断書も取って完璧にけが人
○ このままだと最悪逮捕だよ君
○ ホームレスだからって殴って、こんなことになると思わなかったんだろ?
○ ほかの区とかじゃ、小僧が遊びでホームレス殴って殺すこともあったから
こういう状況みて、君が怒って手を出した気持ちもわからないでもないが
注意だけとかじゃすませられない(ごめん、なんか判るような判らないような話)
○ このへんで冷静にやべぇなーっと思う馬鹿な俺
で、派出所の奥の部屋でおまわりさんと1対1で事情聴取
おっちゃんは外の入り口あたりで別のおまわりさんと
あいつを留置場にぶちこめ!っと奮闘中。
つか、怪我させたのはまじめにアカンと思ったし
なによりいい年してこんな状況になってる自分が恥ずかしくてショボーン。
で、5分くらい一人にさせられたあと、別のおまわりさんが来て
「とりあえずどうする?」って感じのこといわれたんで
とにかく謝罪しますっと答えたんだが、その一言でその後おっちゃん登場。
まじまじと見て、治療費お支払いしますと言ったら、おまわりさんに
その病院は区の施設だからお金はかかってないよの一言。
そこですかさず自分は古本屋やってる一冊50円ほどで取引の!っといい始めたおっちゃん。
(要は山の手線のホームのゴミ箱とかあさってジャンプやマガジンとか拾って
駅前で100円で売ってるおっちゃんの仲間らしい )
治療費はかかってない、完治は1週間ほどで通院もいらない
だけど、この手じゃ働けないから、日当ってのがいるんだ!…だ、そうで。
じゃあ、ちなみに一日収入はおいくらなんですか?その分だけでも
お支払いしますよ?っといった俺におっちゃんが提示した額は
「一日、3500円!!」
しかも「火曜、水曜は一番忙しいんじゃ!」
…さすがその辺で俺も、じゃあその一番忙しい日になんで
お前、うちの店の前で酒のにおいプンプンさせて爆睡かましてんだよ?っとも思ったが
「とりあえず2日分だな!」
というおっちゃんの提示に、じゃあお支払いしますよっと言いかけた俺に
そこでおまわりさんの一言。
「お前収入とか古本屋とか言ってるけど、お前がやってること自体違法なんだぞ!わかってんのか!!」
…ごめん、そんな状況だったけどその一言だけはちょっと惚れそうだよ兄貴!って一瞬思ったよ
いや、自分のやったこと自体は反省しつつ。
で、結局その一言におっちゃんは急にびびったのか、治療費もお金も一切
いらない、まぁ店に迷惑かけた俺も悪かった、まぁあんたが悪いけど。
って妙な言い回しだけどまぁ双方謝罪ってことで、そのまま帰されたんだ。
その後、じゃあこの件は事件にはしないけど始末書を書いてもらう
ってことと、まぁ、相手もああいう社会的に義務を果たしてない輩な上に
違法なことでお金をもうけてる人間に簡単にお金とか払うのは良くないとか。
あと、始末書書きながら、じゃあ、ああいった場合結局どういう風にすれば
俺は良かったですかねぇ?っとこの際なんで色々聞きつつ
結局、殴るのあたりまえだけど胸倉つかむだけでも暴行、あと言葉で「殺すぞ!」ってのも結構ヤバい、
んで、実はうちの店、その派出所から道挟んだすげーご近所なんだけど
近くなんだから言っても聞かないならすぐ警察呼べ、っと。
最後に始末書書いたんだから、今度あのおっちゃん見かけてムカっときて殴ったりしたら
ほんとに事件にするよ?あと、っつか、もう同じような暴力沙汰あったら、即逮捕!
っと、注意をうけて店に戻ったんだ、この話自体はこれでおしまい。
…でも、人間因果応報っつーんすかね?このあと終電間近の店の営業終了後
バイト達とお店の裏口のシャッター閉めながら、外壁のシャッターのほうを見ると
なんだか痴話げんかしてるカップル+野郎もう1名…。
続く(ごめん、とりあえずここまで!続きは今、一生懸命書いてます)
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