警察「近所で殺人事件がありました」被害者の似顔絵を見せられた俺「知りません」警察は引き下がらす「◯◯？」→ 俺涙目

ある日、会社が創立記念日で休みなので部屋でパンツ
一丁で、マターリとして、昼飯のインスタントラーメンを食べて
いると、ノックの音。開けると二人組の目つきのするどい男が、
「警視庁のものですが」と手帳を見せる。

「この近所で殺人事件があったんですが、ご存知ですか？」と刑事。
「いや知りませんが」と俺。
「こういう女性が殺されたんですが見たことないですか？」と
刑事は、鉛筆書きの女性の似顔絵を見せる。＜続く＞

そもそも、平日の昼間に、盛り場 のマンションでいい若い者が
部屋で一人でいるのも不審に思った ようで、しきりに俺の
肩越しに部屋の中をちらちらと見ている。

で、刑事はいきなり「じゃあー、これならどうですか？」とその
女性の検死写真（ホンモノ）を俺の目の前に突きつけた。死後
１週間くらいなのか、腐敗が始まっており、相当グロ。真犯人なら
ここで禿しく動揺するに違いないとのヨミなのだろう。

「知らないですってばー。」と泣きそうになりながら言うと、刑事は
「ご協力ありがとうございました」と言って帰っていったが、食事
の途中に死体写真を見せられた俺にはラーメンの残りを食う食欲は
残されていなかった。＜オワリ＞