引用元: ・◇修羅場◇part60
「そういえば家でご飯炊いたりしてるんだって?」と聞くと、頷く。
「…親御さん来てくれてたよ」頷く。
「……話したい事とかないの?」「別に…そっちこそ」
そこで一応彼女を突き飛ばした事を謝った。
そしたら堰を切ったように、人からあんな目にあわされたのは初めてとか、
一生懸命作ったのに食べてくれないなんて愛がない、
家の親が謝りに行ったのにまだ怒ってる、
連絡が取れないならなんで家まで来なかったの、とかとか。
泣きながらどっかに電話、そしたら1分もしないうちに母親登場。
車の中で待ってたらしい…怖いよ~…
で、母親が娘を慰めながら俺に必死で謝ってきて、彼女はただ泣くだけ。
夜は夜で彼女父から「一杯どうだ」と誘われ、何とか断る。
3日考えて、彼女の家に行った。
きちんと正装しているので正直ビビる。
多分改めて結婚の話を、と思ってたんではないかと。
彼女の方もうれしそうだったしね。
「申し訳ございませんが、私には彼女を結婚する事は出来ません。
○子さんはまだ結婚という一つの世帯を持ち、
子を産み育て、責任感を持って生きる事はまだ不可能です。
ここ2週間、親御さんの心配もわかりますが
○子さんは何もせずに、ひたすら親御さんだけが謝罪、泣けばすぐ駆けつける。
とても大事な一人娘でしょうが、大人の態度ではなく幼稚園児のようです。
料理の事はきっかけであって、これからの○子さんのやり方次第でしょうが、
23年間、ずっとこうやって生きてきた○子さんと親御さんが変わるのは難しいでしょう。
すぐに実家に帰ったり、親を頼って尻拭いをさせ、親御さんもそれを受け入れる事は明白です。
私にはそれが我慢できるかどうか、わかりません。
私自身未熟者ですから、23歳の大人の女性を、
言葉は悪いですが大人になるべく躾直すのは無理です。」
一生懸命覚えたセリフをつっかえながら言いきると、
彼女はこっちに向かって茶碗投げてきた。
最低とか、訴えるとか、嫌だとか、色々言ってたけど、俺が動じないとわかると泣き出した。
父親は黙ってうつむいて、母親はボロボロ泣いてた。
ちゃんとね、自覚あったみたいでね。
「お父さん、お母さん!私やだ!何とかして!!」っていう娘を何とも言えない顔で見てたな。
親が何とかしてくれない、しようとしていないとわかると、唖然としてた。
「私、お父さんとお母さんのせいで結婚できないの?
私の事が嫌いなんじゃなくって、私の親が嫌いなの?そうなんでしょ?」
と聞かれたので、
「普通は自立して生きていける年なんだよ。今からでも遅くないからやってみなよ」と言った。
そしたらやっぱりと言うか、何と言うか
「急にそんな事言われても…ひどい…お給料だって安いし一人暮らしなんて…」だって。
「私、あなたと生きていきたい」とか言うから、
「えーっと、お給料安いから俺と暮らしたいの?」って聞いたら否定してたけど、
話の流れ的に何かそう言われてるような気がして…
最後呆然とする彼女を尻目に、
彼女父が「大変ご迷惑おかけしました」とか何とかいってた。
その時俺もボロ泣きだったし、何か頭ボーっとしちゃって。
その後は、たまにアパート周辺に彼女を見かける事があったので、
引っ越しをして、地味に生きてる。
まあ別に、結婚自体諦めてるわけじゃないけど、女見る目がすっげーシビアになった。
結婚したいと思ったなら、周りの根回しの前に料理の腕前を見る事をお勧めするぞ!w
水仙雑炊にゴクリと唾を飲み込んだぜ。
メシマズスレは、洒落にならないほどの料理下手の妻を持った夫のスレだが、
ときどき、まさにお前の元彼女みたいに毒や毒のようなものを喰わせようとする話も登場する
とっても楽しいスレだ。
気団板だが、よかったら来てくれ。
乙。文章も上手いし正直面白かったぞw
>~大人になるべく躾直すのは無理です。
正論どころか名言だな。
男女の関係すら親に依存しなきゃやってられないってなんじゃそら。
水仙食べて死んだら、彼女は殺人罪になるのだろうか。
言うべきことちゃんと言っててえらい!
それにしても彼女ほどの逸材は、逆に探す方が難しいのでは…
いや、でもメシマズスレを見てるとけっこういるのか…
とにかくいつか素敵な女性と巡り合えますように。
だが、世間にまた1人モンスターが放たれたな。
ぶっちゃけ料理はな、上手である必要は無いよ。
常識的な範囲の味と腕前があればね。
男が一人暮らししてると、自然と身に付く程度の腕前で十分。
水仙って、確か毒があるんじゃなかったかな?
食べなくて良かったよ!マジで。
一人暮らししてなんとか自炊生活できてて良かったぁ~
ここまでひどい料理・・・(?w)つくらないもんねw
140さんに料理上手な彼女ができますように
問題なのは、その女の他人への依存度だろ。
飯マズ以前の問題だと思う。
そういう意味で自立してない彼女の方が終ってる。
コメント