引用元: ・胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(41)
参観後の懇談会に出るため保護者は廊下で待機、
当番児童は教室を掃除していた。
当番児童の男児数人が掃除サボってて
女児が「もー、まじめに掃除してよね」と愚痴ってた。
昔からよくある光景だなあ、と見ていたら
男児の1人が「うぜーなうるせーんだよ」と
ほうきの柄で女児の一人の頭を小突きだした。
こりゃまずいだろ、とめなきゃ…と思い始めたとたん
待機していた母親の中から一人がつかつかっと歩み寄って
ほうきの柄をむんずと掴んで男児を睨みつけ、腹の底からの声で
「やめなさい!」と一喝した。
窓ガラスどころか壁まで振動するんじゃないかと思うほど
力のこもった渾身の一声。
少し離れた場所で聞いただけでも大人でもびびるような迫力だから
その声を直で受けた当の男児の心境は、察するに余りある。
柄を掴まれた時こそ反抗的な目で大人を見返したが
睨みつけと一喝で震え上がり、固まったままゆがんだ顔で
「ごめんなさい…」と謝って、離されたほうきで黙って掃除をはじめた。
もしかしたら、大人に本気で怒鳴られたのは初めてだったんだろうか?
石みたいに固まっていた他の児童も、倍速で掃除の続きをはじめた。
ちなみにその母親は、そこにいた男児の親でも女児の親でもない。
体格はいいけれど、どちらかというと物静かな人だ。
よく自分の子や子の友達にまとわりつかれて、にこにこしてる
子供好きなお母さん、という印象しかなかった。
1分ぐらいして教頭先生と3年4年の各担任の先生がすっ飛んできた。
(ここの小学校は生徒数が少ないので、各学年1クラスしかない)
教室は2階端、職員室は1階中央。そこまで怒声が聞こえたんだなあ。
「すいませんでしたね」とその母親に謝ったら
「男の子の躾は男親の責任だと思いますが」と
にこりともせずに突きつけられた、と聞いた。
その男児は普段からけっこう粗暴な子なので
言われた父親はぐうの音が出なかったそうな。
土曜参観なので父親の出席者が多かったんだが
まわりにいた父親たちも一緒に叱られたみたいに
小さくなるしかなかったそうだ。
おとなしそうでいて決めるときゃ決める母さんだったわけだな。GJ。
ああいうショボーンな親父にはなりたくないな。
オバサマGJ
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