引用元: ・『見てしまった!!すごい修羅場 Part 18』
ヤツの家は住宅街のど真ん中
ややこやしく曲がりくねった道、同じ様な建物が並び
私はすっかり道に迷ってしまった
路の角にバイクを止め、しばし途方にくれる
(当時携帯ナシ。普及すらしてなかった)
案内板を見つけ、その中にヤツの家とおぼしきモノを発見!
これで一安心。とバイクを動かそうとしたそのとき
「オマエ!何処からきた!何しに来た!余所者か!」
近所のジジィが私に怒鳴りつけてきた
ここは閑静な住宅街。ノーマルとはいえ250ccクラスのバイク
(しかも県外ナンバー)がででん!と停まっているのをみて
珍走と勘違いされた様だ。年配の方なのでそう思うのも致し方ない
(ちなみに服装はいたって普通のライダージャケット&Gパン)
友人に迷惑をかけたくなかったので、ここは穏便に事を運ぼうと思い
「お騒がせしてすみません。知人の家を尋ねたかったのですが
路に迷ってしまって…今案内板を見て判りましたから…では失礼します」
かなり下手に出て対応したつもりだったのだが…続く
ジジィ、すっかり頭に血が上って私の話聞いていない
あのぅバイクを道端に止めて路を探していただけの私が何故
警察沙汰にされなければならないのでしょうか?
ジジィはさらにエスカレートして、私の両腕を掴みあげる
当方女。いくらライダーとはいえ男性の力にはかなわない
「い…イタイっ!痛い!は…離して…よおっ!」
「女みたいな声あげてんじゃねえよっ!勘弁するとでも思っているのか!」
(゚Д゚)ハァ?もしやこのジジィは…と思ったその瞬間
ジジィは右手で私の胸倉をがしっ!と掴んだ
その手には、男性には無いやわらかな感触が確かに伝わっていた
「え!?あ…あんた…お、女?」
「い…い…いやあああああああっ!なにすんのよおっ!」
驚愕のあまり両手を離しちゃったジジィ
ばちーん!!!
反射的に私は思いっきりジジィをひっぱたいてしまった
「いや…ごめん。てっきり男かと思って…」
「もう…おヨメにいけなぁい…(TДT)」
すっかり意気消沈してしまったジジィ
そして、恥ずかしさと男に間違えられた情けなさのあまり
ぽろぽろ涙をこぼしていた私がいた
そりゃあね、当時はぱっつんぱっつんのショートヘアーで
ジャケットは紺色、メットは某レーサーのレプリカカラー
顔はノーメークだし全体的にやせ気味で胸は無いに等しいAカップ!
だからって…だからって…
そんなに私は男に見えましたか?!
そ り ゃ あ な い だ ろ う ジ ジ ィ !
…・゚・(つД`)・゚・
その後警察まできてしまい、結果ご町内を巻き込む大修羅場となった
へとへとに疲れ果てた私を友人はなんとも言いがたい顔で出迎えてくれた
つーかオマエの家には、もういかん!二度と逝くもんかぁ~!
そんなこというねぃばか。
>>女バイク乗り
ご馳走様。漏れもバイクで住宅街をさまよった経験あるので気持ちわかりまふ。
住宅街って無駄に一通だらけでめんどっちぃ
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