引用元: ・百年の恋も冷めた瞬間 Open 9年目
私のいじめは主に言葉によるもの。
「バケモノ」「キモい」「クサイ」と言って鼻をつまんで笑う、私を見かけると悲鳴をあげるなど。
狭い通路でぶつかられて「どうしよう!こいつとぶつかった!服、洗濯しなきゃ!」と言われたこともあった。
それに対して彼は…
「化け物って言われるって貞子みたいなロングヘアだったんじゃない?
それはいじめられるよ。」
「クサイってお風呂入ってなかったんでしょ?それともワキガだったの?
ワキガなら体質だから臭いというのは仕方ないけど説明はしなきゃダメだよ。
お風呂入ってなかったのだとしたら、お母さん、お風呂毎日入れと言わなかったの?
お母さんが毎日お風呂入る人じゃなかったの?
お母さんが悪いよ。」
「ぶつかったくらいで洗わなきゃって服にフケがついてたの?
服を毎日洗ってなかったの?もしかして今もそうなの?不衛生すぎる。お母さんが悪いよ。」
私は中学生時代、ロングヘアだったが、
校則では肩より長い髪の子の髪型は
地味な2つ結びか1つ結びのみで
前髪はぱっつんにするか、目にかかったら学校から支給される黒いぱっちん止めで留めるという決まりだったので貞子とは無縁だった。
もちろん、お風呂には毎日入っていた。
下着もブラウスも靴下も毎日洗っていた。
そもそも私をいじめていた男子は外国の血を引く子、足に障害がある子、太っている子、
スクールカーストが低い子(私はこれ)など、自分の気に入らない女子は総じて「くさい」「化け物」と言っていた。
私が話した少しの内容でその事情が読み取れなかったのは仕方ないが、決めつけや想像で過去のことを説教されるのは嫌で別れた。というか、仮に彼の決めつけが正しかったとしてもなぜ母だけ責められるんだ。
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