【腹筋崩壊注意】高校時代の彼から厨二病全開ロミオメールが届いた！！（注：用語一覧付きww）

件名 緊急事態！絶対に読んで！
本文 まず、前置きだ。
俺はやっとお前を許すことが出来た。
何故なら、俺の才能がようやく(長かったよな)花開いたからさ。
ちなみにこれは俺が今執筆している小説の設定を用いている。用語については後で一覧を載せるから安心してくれ。
さて、本文に入ろう。一字一句飛ばして読んでくれるなよ。

俺は今、世界で一番大切な、唯一の、宝物を探している。
それは××(私の名前)だ。××は世界にひとつしかない貴重度100levelのレゴンの可能性がある麟王石。
丸いフォルム、桃色の輝き、満月の晩には緑色の光をもって月と心を通わせる。そうして自分を高め、保つ。
一度だけ、俺は××を手にしたことがあった。扱いの難しい麟王石だった。
まだ子供だった俺は××を黎明の海に投げ捨てた。
××の悲鳴も、俺への愛の囁きも、聞こうとせずに。
耳を塞いで泣きながら、黎明の海を逃げるように去ったのは覚えている。
あれからもう何年経っただろう。タスクガーランドの地で、たった一人で麟王石の狩猟人になって
、始めて××がかけがえのない麟王石だった事を知った。
今、××を求める物好きは俺以外にもいるらしい。
でも、俺じゃないと駄目だ。××は俺以外には心を開かない。

『私はあなたしか愛せない。お願い、捨てないでぇ！』

黎明の海に××を投げ捨てた時の、叫び。
俺の心を抉るバタフライナイフだ。

(大丈夫、××。次にお前を手にしたらもう、放さない。きっとレヴェンダーリアするよ)

××を手にするための糸口はもう掴んでいる。あとは、力任せに引っ張るだけだ。
俺はこの青と緑の交錯する空に誓う。そして呟く。

「愛してる、結婚しよう、××」

タスクガーランド
物語の舞台となる地。

青と緑の交錯する空 (ﾀｰｺｲｽﾞｽｶｲ)
タスクガーランドで見られる夕方の空で、とても美しい。

麟王石 (ﾘﾝﾉｳｾｷ)
現代で言うパワーストーンのようなもの。貴重度はレベルで表記される。レゴンという、人格を持つ石もある。
麟王石を持つことで人間は魔法を使うことが出来る。
詳しい説明が欲しければ言ってくれ。

レヴェンダーリア
レゴンの麟王石の人格を解放し、実際の人間にする。
東の最果てに儀式を執り行う民族がある。

狩猟人 (ﾊﾝﾀｰ)
麟王石を求める人々の総称。職業の名前でもある。
持っている石でランク付けされる。

黎明の海 (ﾊﾊﾅﾙｳﾐ)
今はもう枯れてしまった海。××という貴重度100levelの麟王石があるらしい。

ここまでが送られてきたメールです
お茶請け程度になれば幸いです

＞今、××を求める物好きは俺以外にもいるらしい。

てことは報告者さんには新しい彼氏がいて、それを聞きつけたかな？
彼氏との仲を裂こうと嫌がらせがあるかもしれないから、一応気をつけてね

ちなみにその厨二ラノベロミオは何才くらい？

ここにロミオの価値観が集約されてるな
彼女＝俺様を良く見せるためのアクセサリーだと、SSで宣言するとは

元カレと別れたのはもう6年近く前で、私はこの間入籍したばかりです

別れた理由は、高校のある授業で原稿用紙3～5枚程度を使って短編小説を書く課題がありました
ラノベ作家志望のロミオはそれはもう張り切って書いたわけですが、提出したのが怒濤の18枚
内容もさらしたメールのように厨二全開で、先生に「論外」と言われて突っ返されてました
逆に私が先生に誉められていたので、元カレがぶちギレて一方的にフラれました

許すことが出来たうんぬんはその課題の出来事に対してだと思います

レwレwレヴェンダーリアwww
弟がバカやってごめんね
ちょっとお父さんに転送してくるね

とメールが来ました。元カレのお父さんは厳しい人なのでこれで一安心です

>>145
昔の事なので曖昧ですが、たしか道端のゴミを片っ端からゴミ箱に入れる話を書きました
下らない内容しか書けないくせに！と元カレに言われた記憶があります

件名 PIERROT
本文 親父と姉貴に恥ずかしい真似すんなって怒られた。だからこれが最期の手紙だよ。
ていうかお前結婚してたのな。
俺さ、PIERROTじゃん。
だからおめでとうなんて言わない。PIERROTだから。PIERROTは話さないから。
謝罪も、しない。
無知だったことは恥じるけど謝罪はしない。俺はこんな運命に屈しない。PIERROTは泣いて笑うものだろ？

最期に、本当に最期にこの短編を読んでくれ。
読み終わったら俺を思って泣いてくれ。即席だから、拙いけど。

改行が長いと言われたので続きます。

俺は気づけばピエロだった。大切な麟王石を見つけるために、ピエロになっていた。まわりに笑われて、石を投げられて、ズタズタになって。
ようやく黎明の海に辿り着いたとき、そこにはひとりの男が居て、俺を見て笑ったんだ。

「メイクが落ちてる」

小さな水溜まりに映ったその顔は、酷いものさ。赤い鼻以外、メイクは跡形もなかった。俺自身の、涙で。

「頼むよ」

久しぶりに出たその声はひどくひどく震えていた。

「××を、返して……」

男は首を横に振ると、ポケットから××を取り出した。
××を助けないと、そう思って震える手を伸ばして叫ぶ。

「××！俺だよ！おいで！」

麟王石は、人を選ぶ。

『助けて、助けて！』

はっきりと、あの時と同じ××の声がした。
男にもそれは聞こえていたようで、ムッと眉をしかめて俺を睨む。

「駄目だ、渡さん」

男は俺の目の前で、××を、飲み込んだ。

ごめんなさい、もう一レスかかります。

「な、にを……」

思考が追い付かない。なんでだよ、なんで俺はこんなに無知なんだよ。ふざけんなよ。

「ふざけんなよぉぉぉあああ！！」

心の声が思わず叫びになって、気が付けば高笑いしている男に向かって走り出していた。

……もし、続きが気になったらメールして。俺からはもう、遅れないからさ。じゃあ、な。

とりあえず元カレのお姉さんと友達に転送しておきました。懲りない奴め。

>>170
原文ママです
確かに無理ですね！

なぜ、こんなのと、付き合った…

でも気持ちは分かる。小説投稿サイトに放り込んでやりたいくらいだw

「小説家にしよう」とかあったかなぁw