当時ワンルームの部屋に住んでいた。
玄関開けたら廊下があって、真ん前に5歩くらいでユニットバス、右に折れて1歩で部屋という間取り。
そして当時は片付けはしない、洗濯は思いついた時に部屋と廊下から拾い集めて洗うという生活。
泥が入っても貴重品を見付け出すことなんて不可能なほど荒れた部屋でした。
(これを片付けたときも結構修羅場でしたが、それは別の話。今は結婚もしてキレイを保ってます)
部屋の電気を消して真っ暗にしないと眠れないので、その日も真っ暗にして寝てました。
深夜2時半ごろ(あとで時計を見て知った)違和感を感じて目が覚めた。
すると、廊下の電気がついている。ユニットバスもついてる。
しばらく考えこみ消し忘れたかと思って記憶を辿ったが、いやいや付けっ放しじゃ眠れないじゃんと気づいた。
息を殺して耳を澄ますとユニットバスでコソっと音がした。
誰かいるなと感じて、刃物はどこに置いたか考えた。
包丁はシンクの中で食器に埋れてる。
寝床の横のPCデスクにカッターがあったと思つき、「ダレ?!」とあえてもっすごいドスを聞かせて叫んでみた。
そのままデスクに手を伸ばし、カッターを持ち廊下へ。
叫んだ瞬間、誰かがユニットバスから玄関扉へダダダっと走った。
カッターを構えて「待てやゴルァ!!」と廊下で叫んだら、出ていった扉が少し開いて侵入者が隙間から覗き込み、話しかけてきた。
泥「カギあいてたから入らせて貰ってん。悪気はなかってん。」
私「あいてて悪気なかったら入っていいんかい!」
泥
続き。
泥「カギ閉めとかんと変な奴入ってくるで」
私「変な奴はお前やろが!」
泥「ごめんやけど一晩泊めてや。何もせぇへんし、寒いねん」(当時冬)
私「泥棒泊めるバカがおるか!」
泥「あかん?」
私「ええわけないやろ!ポリ突き出すぞボケ」
泥「じゃあ他当たるわ。不用心やから鍵は閉めときよー。俺行ったらすぐカギ閉めるんやで」
私「お前に言われたないわ!」
で、そのあとすぐカギ閉めて110番した。
他当たるって言ってたってことで、Kは緊急配備をかけるって言ってました。
落ち着いたところでふと見ると、カッターのつもりだった物はプラスチックの物差しでした…(汗
その後すぐKが来て、「明日の朝現場検証をするので、出来るだけいじらないように寝てください」と言われ…
翌朝、荒れた部屋の現場検証をされました。
侵入者は手袋をしてたらしく、指紋とか取られたけど出なかった。
取られた物もなかった。
以上が私の修羅場です。
ある意味、現場検証のほうが修羅場だった気がする。
それから頑張って片付けて、今ではあんなに荒れ果てることはなくなりましたw
K「こんなに荒らされて大変でしたね
私「いえ、あの…」
多分言われただろうなww
男前な姉さんだなぁw
気弱な泥(ホームレス?)との会話が面白い
物差し構えてたってオチもイイ
○したりもしませんw
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